照明の種類沢山あるけどそれぞれ適した照明は?
*_2019年5月7日配信 102コラム_*
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エントランス
照明によって与える印象を優先
玄関ホールや受付ロビーといったエントランスゾーンの照明は企業イメージの訴求がメインとなります。コーポレートイメージに合わせた印象的な照明計画を行います。ホールの照明は執務エリアより低めの照度に設定して、受付のデスクや社名のロゴ部分にはスポットやウォールウォッシャーを活用して印象づけるなど、イメージ効果のある照明設計を行います。
執務エリア
作業時に快適な照明にすることが重要
執務室はオフィス環境が快適に保たれ、疲労を軽減することを第一に設計します。最適な照明は業務内容によって異なりますので、エリアごとに業務を想定して設計することが効率的で最適なオフィス環境にするためのポイントです。
会議室エリア
コミュニケーションの取りやすさがポイント
会議室エリアは人の顔がはっきり見えて、資料など文書の判読に支障が出ない明るさを選びます。通常会議とプレゼンテーション会議では要求される環境が異なるので、使用状況に合わせた照明計画を立てましょう。
多目的エリア
作業に支障の出ない程度に省エネ・省コストを
バックオフィス、倉庫、廊下などの多目的エリアは、作業に支障が出ない範囲の照度で省エネ・省コストを考えます。
ではどういった形の照明が使われることが多いのでしょうか。
ベースライト
オフィスで最も見かけるこの照明。蛍光灯(通常は2本1組)を使った最も基本的な照明器具として広く使われています。
あかりを照らす範囲が広くかつ均等であることが特徴で、反射板によっても光を拡散させる機能を持っています。
その反射板によっても特徴がありますので少し掘り下げてみましょう。
埋込型蛍光灯
天井に埋め込まれているベースライトのことです。意匠的にスッキリするだけでなく、埋め込まれている分高い位置から照射するので拡散効果も高くなります。
昨今よく見るかけるルーバータイプは、パソコンのモニタに直接蛍光灯の光が反射するのを防ぐ働きをしています。
また、埋込型は事務所内のどの場所でも設置できる訳ではありません。天井裏の設備によっては埋込型蛍光灯が設置できる場所が限られますので注意が必要です。
直付型蛍光灯
天井に露出して取り付けるベースライトのことです。電気配線は必要ですが埋込型ほど大掛かりではなくなるので、費用も比較的安くなります。
直付型の代表的な反射板に「逆富士タイプ」があります。この反射板は下向きに照らすだけでなく、天井面に向けても光が向くので部屋全体が明るくなる特徴があります。
意匠的にはスッキリしませんが、前述のように天井裏の事情で埋込型が不可能な場合や、倉庫や廊下などで使用されることが多いようです。
スポットライト
スポットライトは1点を集中して照らしたい時によく使われる天上設備です。主にエントランスのサイン部分を照らす時などに使用されます。
ダウンライト
ダウンライトは天井部分に直接埋め込む照明器具です。
ベースライトだと事務所っぽくて嫌。
会議室は来客が多いので雰囲気を変えたい。
そんな時はダウンライト(人気は電球色)の出番となります。
ダウンライトはベースライトより光を照らす範囲は少ないですが、適数を設置すれば明るさと落ち着いた雰囲気を両立させることも出来ます。
照明は内装工事の脇役かもしれませんが、非常に重要な要素です。
来客の方の印象だけでなく、執務スペースで働く方々の生産性も左右するものだからです。
少しはお役に立てたでしょうか。
当社でも施工等のご相談等承っておりますので、お気軽にご相談下さい。 お待ちしております。
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