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パソコンを多く接続するにはどうしたらいいの?スイッチングハブを使いましょう!

*_2019年11月25日配信 102コラム_*

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オフィスなどでパソコン周りを整える際、パソコンの台数が増えれば増えるほど、
ネットワークの接続に関してはできるだけ特定の箇所に集中させ機能的にも見た目的にも綺麗にしたいものです。
そこで、たくさんのパソコンをネットワークに繋ぐため便利なのが、スイッチングハブです。
1台のスイッチングハブに複数のLANポートがあるため、同時に複数台の機器を接続することができます。

スイッチングハブとは、ルーターに備わったLANポートを拡張する装置です。
パソコンからプリンターで印刷を行う場合、
パソコンのデータをプリンターに送信してそのデータをプリンターで印刷するのですが、
データの送受信はネットワーク接続に必要となるルーターを通じて行う必要があります。
ルーターにはLANケーブルを繋ぐのに必要なLANポートが基本的には4つほどしかないため、
複数のパソコンでプリンターを共有する、複数の周辺機器を共有する、
これらを行う場合に数が限られてきます。
例えばオフィスにて、パソコン5台とプリンター1台使用する場合、
ルーターに必要なLANポートの数は6つ必要となり数が足りなくなってしまいますが、
スイッチングハブを使用すれば、LANポートを拡張することができるので、
オフィスでの不備を解消することができます。

スイッチングハブに搭載されているポートの数は機種に応じてさまざまですが、
使用環境に応じて選ぶのがポイントです。
一般向けのスイッチングハブは5ポートと8ポートがメインですが、
有線LANで接続する機器の数が少ない場合は5ポートの機種で十分です。
接続する機器が多い場合や今後増やしていく可能性がある場合は、
余裕を持って8ポートのモデルを選びましょう。
また、企業向けのスイッチングハブには16ポートや24ポートのモノもラインナップされています。

スイッチングハブのケースに使われている素材は、
おもにプラスチックと金属の2種類があります。
プラスチック製のモデルは、金属製に比べて安価に入手できます。
しかし、放熱性能が高くないため、風通しが良くない場所にスイッチングハブを設置すると、
熱がこもって機器のパフォーマンスが低下する場合があります。
一方、金属製の機種はプラスチック製のものと比べてやや割高ですが、
効率的に内部の熱を放出してくれるのが特徴です。
通気性があまりよくない場所に設置しても熱暴走が起こりにくいため、
設置場所の自由度が高いのが魅力です。

スイッチングハブが対応する通信速度には、
おもに100BASE-TXと1000BASE-T(Gigabit)の2種類があります。
100BASE-TXは最高100Mbs、1000BASE-Tはその10倍となる最高1000Mbpsでの通信が可能です。
以前はコストパフォーマンスの高い、100BASE-TX対応機を選ぶ傾向にありましたが、
1000BASE-T対応機の価格が安くなったこともあり、
最近は扱うファイルサイズの大きさに関わらず1000BASE-T対応機が主流になっています。
通信速度の面でさらにワンランク上の快適さを求めるのであれば、
ジャンボフレームに対応するスイッチングハブがおすすめです。
データの送信単位が標準よりも拡張されており、転送効率が向上しているため、
データ転送にかかる時間をさらに短縮できます。

スイッチングハブの電源タイプは、電源内蔵型と外部電源型の2種類。
設置スペースの広さに応じて選べるのがポイントです。
コンセントの交流電流を家電製品で使われる直流電流に変換するには、ACアダプタが必要ですが、
電源内蔵型の機種はスイッチングハブの本体内にACアダプタを搭載しています。
本体はやや大きく重くなるものの、コンセント周りがスッキリするので、
ほかの機器をコンセントに繋ぐ際の邪魔になりません。
一方、外部電源型はACアダプタをコンセントに挿すプラグ側に配置されています。
スイッチングハブ本体は小さく軽くなるものの、
コンセント周りのスペースを広く占有してしまうため、
ほかの機器を接続しにくくなるのがデメリットです。

スイッチングハブの使い方はとても簡単です。
ルーターやLANコンセントのLANポートにスイッチングハブを繋ぎます。
これで完了です。あとはスイッチングハブのLANポートに、
接続したいパソコンのLANケーブルを繋げば、
複数のパソコンでネットワークを使用することができます。
機器の耐久性や機能によっても異なりますが、
使用している環境も寿命の長短に関わる要因となります。
長持ちさせるためには、通常の使用時からスイッチングハブへの負荷を気にするようにしましょう。
埃の溜まりやすいところや、熱がこもりやすい場所への設置はできるだけ避け、
定期的に掃除しながら使いましょう。

当社でも施工等のご相談等承っておりますので、お気軽にご相談下さい。お待ちしております。

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