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大量のファイルの保存どうしたらいいの?そんな時はNASに保存しましょう!

*_2020年3月23日配信 102コラム_*

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NAS の導入を検討している法人・個人に関わらず増えています。
大量のファイルを安全に保管したい、複数の人で共有したいという場合に力を発揮する NAS について、
そのイメージは理解できていても実際に導入するとなると何から準備すれば良いのか迷ってしまいますよね?
NAS とはいったい何か、何ができるのか、そして導入するとどんなメリットがあるのか解説します。

NASとはその名の通り、ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクです。
ネットワークに接続された記憶装置という意味で
「NAS(Network Attached Storage)=ナス」という略称で呼ばれます。

NASとDAS(外付けHDD)の違い
DASとは、USBやeSATAなどでパソコンと1対1で直接接続する外付けHDDを指します。
パソコンのUSBポート等に接続するだけで簡単に導入できる反面、
パソコンに1対1で接続して利用する場合が多く、
1台のDASに保存したデータを2台以上のパソコンで共有して使おうとすると、使うたびにつなぎ換えが必要です。
また、ネットワーク経由でDASを共有する場合も、DASが接続されたパソコンの電源が入っていなければ、
他のパソコンから接続できないなど、ファイル共有には不向きです。
これに対して、NAS(ネットワーク接続ハードディスク)は名前の通りネットワーク上=LANに接続します。
そのため、1対多数の接続が可能となり、パソコンの電源のON/OFFに関わらず、
複数のパソコンから同時に接続でき、いつでもファイル共有を行うことが可能です。

NASの選び方
ファイル共有など比較的単一の目的に向いているNASですが、
選ぶ際はどういった点に注意すればいいのでしょうか。以下で、NASの選び方について紹介します。

RAIDの機能で選ぶ
NASには RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)という機能があります。
これは、データを複数のHDDに分散させることで、
性能を確保するのと同時に故障によるデータの損失リスクを防ぐための技術のことです。
RAIDには、RAID0、RAID1、RAID5、RAID6の4つの規格があり、数字が大きいほど機能が優れています。

バックアップ機能で選ぶ
ほとんどのNASには自動バックアップ機能がついています。
これは、NAS上のデータを別のストレージにバックアップするというものです。
RAIDによってデータ消失のリスクを低減したとしても、NAS自体に障害が起こる可能性もゼロではありません。
そういったときに異なる場所にデータをバックアップしておくことで、もしものときに備えることができます。

ユーザー管理機能で選ぶ
ユーザー管理機能はファイルサーバーが持つ特徴です。
しかし、近年ではNASでもアクセス権限の付与やグループ設定といった
高いレベルでユーザー管理ができるようになっているものもあります。
ファイルサーバーに近い使い方をしたいという場合は、
ユーザー管理機能の有無についても確認しておきましょう。

リモートアクセス機能で選ぶ
例えば社内のパソコンだけでなく、外出中にスマートフォンからもNAS上のファイルにアクセスできれば
仕事の効率を高めることができます。
NASの中には社内にいなくても自宅などからアクセスできる
リモートアクセス機能が備わっているものもあるため、
リモートワークをする社員がいる場合はこの機能があると便利です。

ファイルサーバーとの統合が可能かどうかで選ぶ
現在NAS以外のファイルサーバーを利用している場合、
いきなり全てのデータをNASに移すのは簡単ではありません。
そのため、最初のうちはNASとファイルサーバーを統合させながら少しずつデータを移行させることになります。
NASにはファイルサーバーとの統合機能を備えているものもあるため、
既存のサーバーから移行する場合はこの機能を確認しておくようにしましょう。

当社も施工等のご相談等承っておりますので、お気軽にご相談下さい。お待ちしております。

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